これは以前テレビで観て「な〜るほど‼︎」と思ったある職人さんのお話。
レポーターが若い衆に仕事を教えている職人さんに尋ねました
「こういった技術を後々まで伝え残す上で、若い技術者に日夜コツを伝えていかれてるんですね⁉︎」
職人さん答えて曰く
「俺はコツは教えねぇよ!」
レポーター
「えっ?…」と言葉に詰まる
職人さん
「コツがあるとしても、そのコツは俺のコツなんだ。コツってのは人それぞれ違うから、人に俺のコツを教えちゃうと、それに囚われたり、先入観を持ってしまったりするから、かえって教えちゃダメだと思うんだよ!」
レポーター
「そっ、…そうなんですね、いろいろ難しいものなんですね。」
僕は整体の修行時代に感じたモヤモヤがす〜っと晴れて行く感じがしました。そうなんです。何年もかけていくら師匠の先生のやり方を真似して真似して繰り返しても、どうしても同じにならないといった事が増えて行くのです。それが患者さんにはちゃんといい結果が出ていたとしても、違ういい結果なんです。「何なんだろう?」と随分悩んだものです。
この番組を観て本当に良かったと思いました。確かたまたま観たように記憶しています。
今の時代、スマホで検索していろいろな情報が瞬時に手に入ります。でも僕はそういった情報もこの職人さんのコツのように考え、参考にはしても正解とは捉えないように意識しています。
僕の身体の使い方等の動画は、いつも最後のメッセージを
「ご参考まで!」
としているのはこの話を聞いてからです。
いかがでしたか?少しでも読んで下さった方のお役に立てたら嬉しいです。そして、
「ご参考まで!」