体感アシストメソッド

「わかった!」と感じるエクササイズの提案を目指して行きます

一生懸命やらない方がいいことも有る

ミニマムパワーなる話をして来ましたが、今回はそれとつながるトレーニングの取り組み方の話です。

「一生懸命やることが大事だよ」

この言葉、多くの方が一度は見たり聞いたりした事があるのではないでしょうか。

僕も否定はしませんし、全くもってその通りと思うこともしばしば有ります。

ただ、

「全てのケースにおいてではない」

と言う事をお伝えしたいのです。

以前テレビでイチロー元選手が言っていたエピソードなのですが、チームの練習場でバッティング練習をしていた時に、通りかかったチームメイトが話しかけて来たそうなんです。イチローさんは心の中で

「何で練習中に話しかけてくるのかな?早くいなくなって欲しい」 

と思い、そっけない対応をしたと。

しかしそのチームメイトは一向に話し続けるのをやめません。

仕方なく話しながら練習することになったそう。いつもは練習中は今やっていることに集中して一生懸命行うのが当たり前だったのが、話しながらなので、集中し切れない状態での練習になりました。そんな中、バッティングの改善につながることがひらめいたそうです。

そこで言ったイチローさんの言葉

「何でもかんでも集中して一生懸命やればいいってもんじゃないんだなと思いました。それに気づかせてくれたチームメイトに感謝してますよ(笑)」

いかがですか?これを見た時、僕には目から鱗で、今まで自分も同じように思い込んでいたなと。僕などはやたら力み勝ちなタイプなので、一生懸命になると力んで、ミニマムパワーの感覚(インナーマッスルを上手く働かせる)は失われてしまうことが、ちょくちょく有ることに気づきました。

この気づきをどう活かして行くかの旅が、この日から始まりました。

今後このブログで、そう言ったことを思い付くままに紹介して行こうと思います。ではまた!